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シリアルごとに外見も中身も異なる【La Fuzz】
このページはこれまで制作した個体を紹介します。

なお外見はそれぞれ若干異なります。


#1 AC128

ビンテージペダルでも使用されていた定番トランジスタのペアです。

70個のトランジスタの中でもAC128は最も数が多い型番でしたが選別してみるとわずか2台分のペアしか確保できませんでした。

そのうちの一台がLa Fuzz最初の一台です。


#2 2N527

有名なブティックメーカーも使用しているトランジスタです。

サウンドの傾向としては音の重心がミッドからハイにある明るく乾いたファズサウンドです。

良い意味でファズに対する印象が大きく変わるはず。
かなりおすすめです。


#3 Unknown

印字が消えてしまって識別ができないトランジスタを一石使用した”Unknown ver”です。

黒いケースが特徴のペアを使用しています。

もう一石はSFT322です。
こちらはブティックメーカーも使用しているトランジスタです。

SFT系はUnknown以外で今後使用しますがどれも素晴らしい音色です。


#4 AC192 & AC143

ATES製AC192とAC142の組み合わせです。

ATES AC192は1960年代にドイツで販売されていたゲルマファズ『Schaller Fuzz』にも採用されていました。
現在入手するのが非常に難しいトランジスタです。

サウンドは定番のAC128と比べるとミッド〜ハイの抜けが良く、NKT275のような立体感も感じられます。潰れすぎないサウンドなので高ゲインセッティングでも扱いやすいかと思います。


#5 Unknown

型番の不明なトランジスタのペア。

形状的にACXXX系のようにも見受けられますが、正確なことは不明です。

サウンドの傾向としてもAC128に近い『ザ・ファズ』という印象です。

ギターのボリュームノブに対しても瞬時に反応します。


#6 SFT352&AC128

SFT352&AC128の組み合わせです。
SFT352はあまりメジャーなトランジスタでは無いですが、ブティックメーカーがゲルマファズに使用しているものです。

サウンドはLa Fuzzの中では少し異端で、オクターブ成分が混じった個性的なものとなっています。


#7 SFT352

SFT352のみを使用した個体。

#6とは変わって『Theファズサウンド』となっています。

1966年イタリアで発売されたユニット型のファズに搭載されていたのが「SFT352」でした。


#8 Unknown

型番不明なトランジスタを使用したUnknown。

ゲルマファズは比較的ボリュームが低いことがしばしば悩みとなりますが、この#8に関してはその心配が不要です。

ゲルマファズとは思えない爆音が飛び出します。


#9 Unknown

型番不明なトランジスタを使用したUnknown。

ミッドからハイにピークが寄っているのが特徴。
クランチも極上です。


#10 AC188

La Fuzz最後のシリアル。

AC188は海外ではNKT275に音が近いとも言われているトランジスタ。
素晴らしいファズトーンを奏でます。